2011年6月5日日曜日

ピープルウエアを読んでの感想

デッドラインを読んでもいまいちピンと来なかったので補足として『ピープルウエア 第2版 - ヤル気こそプロジェクト成功の鍵』を読んでみた。



デッドラインは小説仕立てで読みやすいのは良かったけれど、たまに得心のいかない法則が出てくるときもあり「?」となる場合があったけれど、ピープルウェアはデッドラインと同じような素材を扱いながらも違う視点から切り出してあるのでデッドラインで学んだ法則の理解を補強するのに役立った。それに各章ごとに内容にそった小話的な実話がちょこちょこ挿入されているので読んでいて飽きない工夫がされているのも良かった。

全6部構成で各部それぞれ下記のようなことが学べる。

第1部 管理するとは
やってはいけない管理方法がわかる。

第2部 オフィス環境を整えることの重要性
思考を電話などによって頻繁に中断されることがいかに頭脳労働にたいして悪影響かがわかる。
オフィスのレイアウト周りの話なんかはあまり興味がないけれど、オフィス移転を考えているような人には良い参考になると思う。

第3部 人材をそろえる、維持する方法
人材をそろえる効果的な方法や退職に伴うコストなどが解説されている。
下記の企業側からみた退職のコストの考え方は意識したことも無かったので目からうろこで面白かった。
--------------
退職のコスト=4~5月分の人件費
内訳:人材紹介会社への報酬、人事部門の費用、プロジェクトになれるための教育コスト(本人が学ぶ分とその他の教える人達の分)などなど
--------------

第4部 生産性の高いチームを作る方法
チームの効果を高める方法について、良い方法、悪い方法が解説されている。
要はやる気ということで、それをどのように高めるかというお話。

第5部 仕事を楽しくするには~
とくに感想なし。

第6部
1~5部それぞれの小さな続編。

0 件のコメント:

コメントを投稿