2010年1月29日金曜日

英単語勉強用アプリ作成シリーズ ~ WPF雑感

WPFの懐が想像以上に深く、勉強すればするほど色々と新しい機能が発見されるので、これを存分に使いこなせるようになるにはかなり長いことかかりそうだ。コーディングをせずにXAML上のマークアップのみで大概の機能がまかなえるので、使いこなせれば開発速度の上昇はかなり見込めるけれど、経験の浅い開発者が手を出すと、手に負えないスパゲッティコードを生み出す可能性も存分に秘めている諸刃の剣だと感じた。

一通り触ってみての感触として、WPFはHTMLとの類似点が多い。HTML + Javascript + CSSに慣れている開発者ならばとっつきやすいと思う。ButtonやTextBoxなどの基本的な部品だけに限らず、コントロールとして提供されているすべての部品の描画をWindows Formsとは違い容易に劇的に変更できるのもその思いを後押ししている。

また、マークアップのみで動的な振る舞いを実現するために用意されているTrigger、Bindingを使用すれば、従来のようなイベントドリブンなコーディングをまったく行う必要がないことも特筆すべきだ。

正直敷居は高いけれど、現代的なおしゃれなアプリを簡単に実装するためのライブラリは想像以上に充実している。

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